出会いに感謝
お便り
勤めを辞めてはや4か月目に入った
専業主婦の生活にも慣れてきたところ🙂
いつものように朝の家庭菜園のパトロールを済ませて郵便受けを見ると
私宛に一通のお便りが届いていた
勤めていた時に同じ部署で7年間一緒だった女性の先輩からだった
私より2年早く退職されていた
園芸用手袋を外して早速封を切った
きれいなドライフラワーをあしらった手作りのカード
美しく整ったあて名書きの文字を見て
先輩の笑顔と明るい声が蘇ってきて懐かしさがこみ上げてきた
「退職おめでとう」
手紙には在職中に言葉に尽くせないほどお世話になった
私に支えられたと書かれていた
そんな風に思ってもらえていたとは・・・
手の回らないときに「ああそれやってあるよ~!」と
痒いところに手が届くような細やかな手助けをしてくれた先輩
私は決心のつかないときに意見を聞かせてもらった
多くの経験に基づいた考え方は私にたくさんのことを教えてくれた
またいくつもの問題を解決して一緒に乗り越えてきた思い出は数限りない
50歳を過ぎて異動した私が新しい勤務先で出会えた人生最高の「同志」であり
「姉」のような存在だった
支えられていたのは私の方!
散々面倒をかけてお世話をしていただいたのは私なのに・・・
手紙にはには私の最後の出勤の日3月29日(金)で
雨が降っていた朝に作ったという一句が添えられていた
「お疲れ」と君をねぎらう万雷の
拍手にも似た春の雨音
上手い!座布団10枚だね( ´∀` )
こんな退職祝いをもらえたのは世界広しといえど私だけ😍・・・最高だね!
そして手紙に書かれていた「退職おめでとうございます」という文章を読んで
私は"ハッ"とした
「おめでとう」・・・か!
今までいろんな人からたくさんの「お疲れ様」と言ってもらってきたが
それは退職をゴールと考えたねぎらいの言葉
でも先輩からの「退職おめでとう」は退職という門出を祝う言葉
心に刺さった・・・そう私は今次のステージにいるんだ!
前を向いて新しい世界の中へ踏み出している自分に気がついた
38年間も同じ仕事を続けてきたのでどんな理由であれ
辞めると決心するのにはかなりの勇気が必要だった
グズグズ何年も迷ってきたがその私は仕事が退職することを自分で決めた
自分の人生を自分で決めたんだ・・・そう思えて嬉しかったのだ
手紙を読んで庭の木のベンチに座ってしばらく余韻に浸っていた
そしてその日にもうひとつ・・・夕方宅急便で先輩から退職祝いが届いた
山梨の"桃"
箱を開けた瞬間・・・桃と先輩の笑顔が重なって見えた
先輩との出会いに感謝・・・🥹
退職で思う事、いろいろですね。
自分なりにやり切った感があっても、スッキリしないものもあり。でも退職おめでとうといってもらって報われた感がありました。感謝ですね。
心からスッキリしました