美しい仕上がり

しつけ縫いの話

実家に行った時のこと

姉が自分で縫ったポーチを見せてくれた

パッチワークでいろいろなものを作るのが上手

ステッチは分かるが大物を作る時も全部手縫いでやっていたんだ

私はせっかちなので何でもミシンでジャカジャカ縫ってしまう

今作っている物もみんなそうだ

ミシンでキルト芯と布を一緒に縫うのが今の私にはちょっと難しいと話すと

「しつけ縫いをしているの?」と姉に聞かれた

更に「あ~それはズレるね!ミシンだけだと難しいかもよ」と言われて

「確かにそうだよな」と納得した私

中学生の時家庭科の時間にパジャマを縫ったのだが

その時にしつけ縫いや仮縫いや・・・教わったっけ!

YouTubeでは直接ドミット芯に布を縫い付けていたし

縫い代1cmで直線縫いも皆さん上手に見せている

素人さんの私が厚物を縫うにはハードルが高いな・・・

なるほど・・・ミシンで直接縫い合わせる前にしつけ縫いをしておけばいいのか・・・

「しつけ縫い」か・・・これは裁縫をする人なら当然やっているのだろうが

今までやってなかったよ!

基礎をしっかり身に着けていない私には目からウロコ・・・

基礎基本

そこで昨日は今までの雑だった点の反省を生かし

基本に立ち返ってテーブルマットを縫うことにした

特に気を付けたのは次の2点

*縫い合わせる前と後で必ず幅を測り直し調整する

*布とドミット芯がズレないように重ねる時は面倒でもしつけ縫いをする

では作業開始!!

①まずは中央に位置する柄布とドミット芯の幅を測ってまっすぐに裁断

②布とドミット芯がズレ内容にしつけ縫いをする(今回はきちんとやってみる!)

③表と裏のサテン布のゆがみを整えて裁断する

④裏地・ドミット芯・表サテン布の3枚を重ねて待ち針で仮止めをする

⑤ミシンをかける部分にしつけ縫いをする

⑥ミシンで縫う(しつけの白い糸のおかげでミシンの直線縫いがしやすい!)

⑦しつけ糸を取って表布にアイロンをかける

⑧表の柄布の端にコバステッチをかける

⑧表布の両端のミット芯の余分な部分を切る

⑩タグをつ縫いつける(そろそろ仕上がり間近・・・気が急いてこの作業をよく忘れちゃうんだわ)

⑪布とドミット芯のずれやゆがみはないかを定規で測って確認する

⑫周りを縫い代1cmでひと回り縫う

⑬表に返して四隅の角目打ちを使ってしっかり出す

そして完成したのがコレ!

確かにきれいに見える!

左右のサテンの幅のズレはほぼない

これなのか・・・美しく仕上げるコツは!

(あずきニャンも窓辺で

「良いんじゃニャイ?」と言っている)

きれいに見えるコツは「しつけ縫い」にアリ!

これをするとズレも歪みも調整できる

何事も基礎基本を大切にするというのはこういう意味があるんだね・・・

気づかせてくれた姉に感謝!