秋を彩る「菊」の思い出

小さい頃の話

この前TVで「菊花展」の話題を取り上げていた

「菊」は日本の秋を象徴する花だものね

そういえば小さい頃実家の近所のおじさんが

趣味で菊を育てていたっけ

それは「菊花展」にでも出すのかと思うくらいの

大輪のものや花火を思わせるような花びらの菊の花・・・

そのおじさんは毎年秋になると家の前に菊を並べて

満足そうに眺めていたっけ・・・

私は学校の行きかえりにそれをみて

「きれいだな~」と感心していた小さい頃の思い出

平安時代に中国から伝わってきた「菊」

鎌倉時代の初めに後鳥羽上皇が「菊紋」を皇室の家紋にしたことは有名

花言葉は「思慮深い」

不老長寿の薬効がある

古くは万葉集や古今和歌集などにも「菊」を用いた句がある

私は百人一首にあるこの和歌が印象的

心当て折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花   (凡河内躬恒「古今和歌集」より)

近所の公園の菊

いつもの公園に行ったら菊の花がいっぱい咲いていた

今は品種改良が重ねられて

「スプレーマム」とか「ポットマム」などをよく見る

(ちなみに「マム」とは英語で菊のこと)

菊は品種が多くて名前もよくわからないけれど

こうして咲いていると可愛らしい・・・

ピンク色の菊

花びらが長い黄色の菊

マーガレットに似た白い菊

黄色い小さな菊

みんな少しずつ違う菊の花

そしてみんな秋の顔をして輝いて咲いている

こんな俳句がある

"冬菊の まとうは おのが ひかりのみ"     作 水原秋櫻子 

今日のニャンコ

だーれーだ!

アタチだニャ

もうわかるでしょ?

まさか・・・まだわからないのかニャ?

「あんず」ですニャ

今あずきニャンと一緒に

お庭を眺めているニャンよ

ここは高くて眺めがいいニャン

庭には草がいっぱい!

あれは一体何なんだニャンね・・

アタチにも食べられるのかニャ・・・・