サヤインゲンの思い出

野菜嫌い

我が家の両隣のマダムは家庭菜園がお上手

お宅の前を通るときゅうりやナスなどの野菜が鈴なりに実を付けている

昨日の夕方お隣のマダムから採りたてのサヤインゲンをたくさんいただいたので

早速夕飯の一品に!

サヤインゲンには思い出がある

野菜嫌いだった私は

小学校1年生のときに給食出されたサヤインゲンの胡麻和えが大の苦手

クラスのみんなが昼清掃をしているのに

一人で食べ終わるまで教室に残された

ちょうどその日はいていたスカートの柄が細長い緑の模様が折り重なったもので

サヤインゲンのように見えたのだったようだ

するとその時担任の先生は

「これ食べないとそのスカートみたいな顔色の子になっちゃうよ」

「食べるまで給食は終わりにならないよ」

と言ったのだ

この日ばかりはこのスカートをはかせた母を恨めしく思った

「お残しは許しまへんで~」の時代・・・昭和だねえ( ´∀` )

今だったら大変な問題になっちゃうけど!

半泣きで鼻をつまんで食べたサヤインゲンの思い出・・・

でもそれからは給食でお残しはしなくなった

あの時の担任の先生の教えのおかげか!?

今は苦手な野菜も特にない

むしろ野菜は進んで食べるようにしているくらい

そんなことを思い出しながらサヤインゲンを茹でた

塩ゆでしただけのサヤインゲンをつまんだが

何もしなくても甘くておいしい

竹輪と一緒にからし醤油であえてパクパク・・・

幸せな気持ちで満たされた

マダムからの学び

さやいんげんをいただいたマダムのお宅はお庭が大変広い

きちんとお手入れされていて

バラの花が数種類植えられているのだが

毎年色とりどりの上品な花をたくさん咲かせている

実がビッシリついているブルーベリーの木もある

夏の今は槿の木に薄紫色の花がたくさん咲いていて本当に美しい

庭の一角の菜園は広くてサヤインゲンやナスやキュウリ・・・枝豆もたくさん!

苗はきちんと横一線に植えられていて見た目もきれいで「売るほどある」って感じ

こういうところからもマダムの几帳面な人柄がうかがえる

マダムは春先から汗を流して土を耕してたい肥を混ぜ込んでいる

やっぱり土がいいとできる野菜も美味しいんだ~・・・

サヤインゲンと一緒にいただいたきゅうりも太くてずっしりとしていて水分たっぷり

マダムが菜園作りを熟知しているからこそ

こうして美味しい立派なお野菜が採れるのだろう

ご近所の家庭菜園のスペシャリストだ

ご近所のマダムたちには野菜を通して学ぶことが多い・・・