あれから30年

1月17日

おとといは夕方から強風が吹き昼間の暖かさが一変した

慌てて庭に出て昼間移植した野菜の苗に

不織布とビニールで覆いをした

しかし覆いが飛んでいきそうなくらいの強風だ

寒さと暗さの中で格闘した

そして今朝様子を見に行くと

風もおさまり苗たちも無事の模様!

冬って本当はこうだよな~と思いながらラジオをつけると

「今日は阪神淡路大震災の日」・・・というアナウンサーの言葉が流れてきた

そうだ・・・今日は1月17日だよね・・・

忘れもしない・・・30年前のこの日・・・5時46分

私が家では息子ちゃんはまだ1歳になっておらず

丁度朝のミルクを飲ませ終わった後・・・ガラス戸がわずかにカタカタと音を立てた

「あれ・・・地震?」とTOちゃんが言う

私は気づかなくて「えッ・・・揺れてた?」と言ったのだが

コレが阪神淡路大震災の日の朝の記憶

遠く離れた地域に住む私たちにはこれがどんなことであったのかはこの後詳しく知ることになった

朝の住宅街から煙が上がる火事の映像

家の下敷きになっていて救助に困難を極めている現場

阪神高速道路の橋脚がグニャリと曲がって横倒しになっている様子

続々と入って来る情報を見るのは恐怖以外の何ものでもなかった

家族をなくす

住まいをなくす

仕事をなくす

日常をなくす

あの地震を経験し被災地となってしまった人々の「心の痛み」や「ストレス」は

時間が薄れさせてくれることもあれば時間の中で囚われることもある

「心の傷」も「経済的状況」も30年経っても完全に「復興」していないのだ

天災は人も地域も選ぶことなく突然襲ってくる・・・避けられないことへの「やるせなさ」

あれから30年経つ・・・

どんなに寒かっただろう

どんなに怖かっただろう

どんなに悲しかっただろう

どんなに辛かっただろう

だから今日は「悼む日」で「祈る日」で「明日を考える日」にする

今日のニャンコ

自然災害で家に住めなくなった時・・・ペットを飼っているお宅はどうしようと思っているかな

我が家は20年ほど前に犬を飼い始めた時に

「避難所には行けない」とTOちゃんが言った

そうだな・・・犬を6頭も抱えて避難所などに入れるわけない

しかし6頭の犬たちが虹の橋を渡ってしまった今・・・ニャンコならどうだろう?

難しい・・・

避難所はペットと人は生活ゾーンが分けられる

いつも手の届くところで家族と一緒にはいられない

家族も心配だがもっと不安なのはニャンコの方だろう

第一私たち家族だってこんな可愛い子たちと少しでも離れるなんて耐えられない

狭いケージに入れられて何日も何か月もじっとしていることを強いられる

となると・・・車での避難生活で車の中でニャンコの面倒を見ることになるかな

地震や水害・・・

ペットの非常時の準備も考えておかなくちゃ

ずっとずっと一緒だからね

ペットは家族!